トランプ氏就任100日、不在目立つ妻メラニア氏
このニュースをシェア
【4月23日 AFP】米国のドナルド・トランプ氏が今月29日で2期目の大統領就任から100日を迎える。妻メラニア氏は、1期目も公の場に登場する機会は比較的少なかったが、2期目はさらに減っている。これまでに公の場に姿を見せたのはわずか数回で、首都ワシントンでの滞在日数も分かっていない。
他の家族もホワイトハウスから姿を消しているが、その多くは今なお世間の注目の的となっている。
■メラニア氏は何を?
トランプ氏が、ほぼ毎週末を過ごしているフロリダ州からホワイトハウスに戻る際、ヘリコプターから一緒に降りてくるのはファーストレディーでも他の家族でもない。多くの場合は、実業家で大統領顧問を務めるイーロン・マスク氏と同氏の幼い息子だ。
こうした状況から、トランプ氏とメラニア氏の不仲説も取り沙汰されているが、オハイオ大学の歴史学教授キャサリン・ジェリソン氏は「前例との違い」が顕著であるとし、「これほど公の場に姿を見せないファーストレディーは、1940年代半ばから1950年代初頭の(ハリー・トルーマン元大統領夫人の)ベス・トルーマン以来だ」と指摘した。
では、一体メラニア氏は何をしているのか。
メラニア氏は、米アマゾン・ドットコムと数千万ドル相当の契約を結んだとされ、ドキュメンタリーシリーズの制作が進められている。いずれ、この作品を通じて「お目見え」するのかもしれない。
ジェリソン氏はメラニア氏について、1期目でファーストレディーとして批判されることにうんざりし、「自分が主導権を握り、自身の公のイメージをコントロールする」決意を固めているようだとの見方を示した。
メラニア氏は21日、久しぶりにホワイトハウスに現れ、南庭で行われた復活祭(イースター)のイベントにトランプ氏と共に出席した。