【4月22日 AFP】米国のJ・D・バンス副大統領は21日、インドを訪れ、ナレンドラ・モディ首相と会談した。インドは、ドナルド・トランプ政権による高関税措置の回避に向け、早期の貿易協定の締結を目指している。

モディ氏は2月にホワイトハウスでトランプ氏と会談し、対米貿易黒字の削減に向けて米国産石油・天然ガスの輸入拡大を約束した。

それにもかかわらずトランプ氏は、インドからの輸入品に26%の関税を課すと発表。その後、適用は90日間停止されており、インドには現在、各国一律に課された10%の関税のみが賦課されている。

インド政府は、90日間の猶予期間内に救済措置を確保しようと急いでいる。

インド首相府は、バンス氏の訪問後、貿易協議で「大きな進展があった」と主張。

4日間にわたってインドに滞在するバンス氏側も同様に、会談で「大きな進展」があったとし、協議の進め方に関する工程表を詰めたと説明。モディ氏とは「エネルギー、防衛戦略技術、その他の分野での協力強化」について話し合ったとした。詳細は示されていない。(c)AFP