ウクライナ停戦協議、進展なければ「手を引く」 トランプ氏
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【4月19日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は18日、ロシアとウクライナの停戦協議をめぐり、両国からの迅速な進展がない限り、米政府は数日中にも仲介から「手を引く」と警告した。
トランプ氏は両陣営に停戦を求め、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との電話会談や同国との交渉を繰り返しているが、大きな譲歩を引き出せずにいる。
トランプ氏はホワイトハウスの大統領執務室での会見で、「何らかの理由で当事者の一方が停戦を非常に困難にするのであれば、『あなた方は愚かだ』と伝え、われわれは手を引くことにする」と主張。
「しかし、そうしなくて済むことを願っている」と続けた。
トランプ氏は、2022年2月にウクライナへの全面侵攻を命じたプーチン氏や、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のいずれかに責任があるとは明言せず、両陣営が事態を進展させなければならないと主張した。
さらに、停戦協議を放棄するかどうかの決定は「間もなく」下される可能性があるとし、「具体的にいつとは言えないが、間もなくだ」と警告した。(c)AFP