ファン・デル・プールにボトル投げつけ、観客の男が謝罪「ばかげていた」
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【4月17日 AFP】13日に行われた自転車ロードレースのワンデークラシック「パリ~ルーベ」で大会3連覇を果たしたマチュー・ファン・デル・プールが、レース中に水の入ったボトルをぶつけられた件で、ボトルを投げた男が「ばかげた行為」だったとして謝罪した。
この件では14日、フランス・リールの検察当局が、「凶器による暴力」として捜査を開始したことを明らかにしている。
男はベルギーの日刊紙ヘット・ラーツテ・ニウスが16日に掲載した書簡で、「私のばかげた行為にもかかわらず、彼が1位でゴールできて本当に良かった」と述べた。
自身は当時「酔っ払っていた」と明かしつつ、「同時にすべてのライダーとファンに謝罪しなくてはならないことを理解している」と語った。
「水のボトルは芝生に落ちていたものだった。それを拾って、彼が通り過ぎるときに何も考えずに投げた。すぐにどれほどばかげていて、危険な行為だったか気付いた。数日間、本当に恥ずかしかった」と説明した。
ファン・デル・プールはレース後、「受け入れられない」と怒りをあらわにし、「ボトルはほぼ満杯で、重さは約500グラム。石を投げられたような感じだった」と話していた。
ファン・デル・プールはこれまでもファンとのトラブルを何度か経験しており、3月にベルギーで行われたE3サクソ・クラシックでは、レース中につばをかけられるという出来事もあった。ベルギー・ロンセの地元警察は15日、問題の行為に及んだ人物を特定したことを明かし、罰金を科すと発表した。(c)AFP