【4月15日 AFP】脚を骨折したアルペンスキー女子のフェデリカ・ブリニョネ(イタリア)は14日、今後4か月以内に復帰する見込みはないと明かした。ブリニョネは来年2月のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に向けて、時間との闘いに直面している。

34歳のブリニョネは今季、アルペンスキーW杯で総合優勝を果たし、世界選手権の大回転でも金メダルを獲得したが、輝かしいシーズンの最後のレースでキャリアを脅かす二重骨折の大けがをした。

ブリニョネはイタリアのウインタースポーツ界で最も有名な選手の一人であり、来年2月に母国で開催される冬季五輪でメダルが期待されている。

この日ミラノで行われたメディアイベントでは、「いつまたスキーができるようになるかは分からないし、それは医師も分からない。すべてはリハビリと回復の状況次第」と話し、「4~5か月以内の復帰は不可能」と付け加えた。

また、複雑骨折した脛骨(けいこつ)と腓骨の手術中に見つかった左膝の前十字靱帯(じんたい)断裂がさらに事態を複雑にしており、「脛骨が完全に治るまで」前十字靭帯の治療方法を決められないと明かした。(c)AFP