行方不明のガザ医療従事者、イスラエルが拘束 新月社発表
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【4月14日 AFP】パレスチナ赤新月社は13日、パレスチナ自治区ガザ地区ラファで先月、イスラエル軍によって救急車が銃撃された後に行方不明となっていた医療従事者が、イスラエル当局により「強制的に連行され」、現在拘束されていると発表した。
同社は声明で、「医療従事者アサド・アルンサスラ氏が、イスラエル占領当局に拘束されているとの通知を国際赤十字委員会から受け取った」と明らかにした。
また、イスラエル軍による攻撃で医療従事者や人道支援関係者ら15人が死亡したとして、「アルンサスラ氏はその後、行方がわからなくなっていた」と付け加えた。
赤新月社の発表について、イスラエル軍はAFPの取材に対し、エヤル・ザミール参謀総長が徹底的な調査を命じたとする以前の声明を参照するよう回答した。
赤新月社はさらに、「人道支援任務中に強制的に連行された医療従事者アサド氏の即時解放を求め、占領当局(イスラエル)に対して国際社会が圧力をかけるよう求める」と呼びかけ、「これは国際人道法の重大な違反だ」と訴えた。(c)AFP