ペンギンがトランプ関税に「報復」? ペンギン原因でヘリ墜落
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【4月12日 AFP】南アフリカ民間航空局が同国沖で今年1月に起きたヘリコプターの墜落事故について、病気のペンギンを入れていた容器で操縦が妨げられたことが原因だと発表したのを受け、SNSでは11日、ドナルド・トランプ米政権の関税措置に対するペンギンの「報復」ではないかというジョークが飛び交った。
ヘリコプターは激しく損傷したが、搭乗者4人にけがはなかった。南ア民間航空局は、「ペンギンも無事だった」としている。
航空当局が今週発表した調査結果によると、ペンギンを入れた容器が操縦士のピッチコントロールレバーに滑り込んだために機体が傾き、回転翼が地面に衝突していたことが分かった。
国立公園当局はAFPに対して11日、このペンギンは「リハビリ」のため、島しょ部の保護区から南東部の沿岸都市まで移送中だったと説明した。
墜落事故が起きたのは、南東部沖に浮かぶバード・アイランドと呼ばれている小さな島で、同自然保護区には近絶滅種に指定されているケープペンギン(アフリカンペンギン)が約3000羽生息している。
この事故に関する報道から、SNSでは、トランプ大統領が、ペンギンとアザラシしか生息していない南極付近のオーストラリア領の無人島、ハード島とマクドナルド諸島にも関税を課したことに関連付けたジョークが飛び交った。
X(旧ツイッター)には、「トランプは100%正しかった。ペンギンは世界の安全保障にとって問題の一つになっている」「貿易戦争が激化してきている」などの投稿が見られた。(c)AFP