女王ブリニョネが脚骨折で手術 26年冬季五輪へ黄信号 アルペン
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【4月4日 AFP】アルペンスキー女子W杯で総合優勝を果たしたばかりのフェデリカ・ブリニョネ(イタリア)は3日、レース中に脚を骨折して手術を受け、母国開催となる来年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に向けた準備が危ぶまれている。
イタリア北東部バルディファッサで行われた今季終盤のレースで、ブリニョネは激しく転倒してヘリで搬送され、その後ミラノのクリニックに移送された。
イタリア冬季スポーツ連盟(FISI)の医療委員会で責任者を務めるアンドレア・パンゼリ氏は、「複雑骨折であることは隠せない」とし、回復までには「数か月」かかるとの見解を示した。
同日夜には、FISIが「手術は終了し、完全に成功した」と発表した。
一方、手術ではブリニョネが左膝の前十字靱帯(じんたい)も断裂していることが判明したといい、FISIは「これの再評価には数週間かかる」と述べた。
ブリニョネの同胞で最大のライバルであるソフィア・ゴッジアは、2024年2月に二重骨折をした後、競技復帰まで6か月を要した。
2024-25シーズンのW杯でブリニョネは計10勝を記録する圧倒的な強さを見せつけ、総合優勝に加えて大回転と滑降の種目別優勝を果たした。
オーストリアのザールバッハで開催された世界選手権でも、大回転で金メダル、スーパー大回転で銀メダルに輝いた。(c)AFP