マルケス兄弟がワンツー、小椋がデビュー戦で5位 MotoGP
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【3月3日 AFP】ロードレース世界選手権、開幕戦タイGPは2日、MotoGPクラスの決勝が行われ、6度の世界チャンピオンであるドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケス(スペイン)は、レース中盤の失速から立て直し、弟のアレックス・マルケス(スペイン)を抑えて通算63勝目を挙げた。
ポールシッターのマルケスは1日のスプリントレースも制して最大の37ポイントを獲得し、今季から加入した新しいファクトリーチームでのデビュー戦を圧勝で飾った。
BK8グレシーニに所属する弟のアレックスは1秒732差で2位に入り、初優勝はお預けになった。2度の世界チャンピオンであるドゥカティのフランチェスコ・バニャイア(イタリア)が3位となった。
マルケスは猛暑の中、1.5秒のリードを築いていたが、7周目のターン3でタイヤ圧の問題により突然スローダウンし、リードを弟に譲った。
マルケスは2位に位置し、タイヤを巧みに管理しながら15周にわたりアレックスの背後に張り付くと、レース終盤に弟を抜き去り、スプリントに続いて兄弟でのワンツーフィニッシュを達成した。
「きのうはうれしかったが、きょうは超うれしい」とマルケスは語った。「夢のようだ。これ以上望むことはない」
「この新しい旅をポールポジションとスプリント、メインレースのダブル勝利で完璧に始めることができた。チームに感謝したい」
「そして、この週末を弟と共有できたことは、家族にとっても夢のようだ」
「弟と一緒に表彰台に立つときの気持ちは言葉では表せない」
プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのフランコ・モルビデリ(イタリア)は4位、日本のルーキー、トラックハウスの小椋藍はMotoGPデビュー戦で5位に入った。
小椋はスプリントで4位、メインレースデビュー戦で5位に入るという見事なパフォーマンスを見せた。
イデミツ・ホンダLCRのソムキアット・チャントラは18位でフィニッシュし、MotoGPレースに参加した初のタイ人ライダーとして歴史をつくった。
世界チャンピオンのホルヘ・マルティンは開幕戦を欠場した。(c)AFP