「ポッカ」YouTubeキャプチャー(c)news1
「ポッカ」YouTubeキャプチャー(c)news1

【02月27日 KOREA WAVE】韓国のYouTuberで悪質な「サイバーレッカー(Cyber Wrecker)」(ネット上で過激なコンテンツを収集・拡散する人物)として知られる「ポッカ」の身元が特定され、ネットユーザーたちが関心を寄せている。

韓国メディア「スポーツ京郷(キャンヒャン)」によると、ライブストリーミングサービス「アフリカTV」出身のBJ(生放送配信者)の代理人を務める法律事務所が、米カリフォルニア州北部地裁からポッカに対する証拠開示請求の一部が認められたという。

その結果、グーグルからポッカの個人情報の一部が提供された。

それによると、ポッカのチャンネル運営者は韓国在住の男性(30代後半)であることが確認された。この情報はBJがポッカに対して起こした訴訟などに活用される見通しだ。

ポッカは114万人の登録者を有するYouTuberで、動画内では黒い帽子と大きなサングラスを着用し、顔をマスクで隠すなど匿名性を保ちながら他者を攻撃するコンテンツを制作してきた。

これまでに女性BJジャミについて「男性嫌悪的なフェミニスト」という虚偽の事実を広め、その後、ジャミは自殺している。ジャミの生前、母親もまた心労からか亡くなっていた。責任を問われるとポッカは謝罪動画を公開し、活動を一時停止したが、6カ月後に復帰。謝罪動画はすべて削除された。

また、ディープフェイク犯罪の被害を懸念する女性たちを侮辱し、社会的な非難を浴びたこともある。YouTubeはポッカの収益をストップしたが、現在も活動を続けている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News