騒動の体操銅メダル、ルーマニア選手に授与 パリ五輪
発信地:ブカレスト/ルーマニア
このニュースをシェア
【8月17日 AFP】体操女子ルーマニア代表のアナ・バルボス(Ana Barbosu)は16日、騒動の末にパリ五輪の種目別ゆかの3位が確定したことを受け、銅メダルを授与された。
5日に行われた決勝では、米国のジョーダン・チャイルズ(Jordan Chiles)が技の難易度に関する採点の見直しが認められて3位となり、当初銅メダルを勝ち取ったと思われたバルボスは失意で大会を後にした。
その後、ルーマニア側の異議申し立てを受けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)が米国側の抗議のタイミングが規定の時間を過ぎていたとの裁定を下すと、国際体操連盟(FIG)はチャイルズの銅メダルを取り消し、バルボスに授与することを決めた。
バルボスは、母国の首都ブカレストで行われたセレモニーで、「とてもうれしいし、感謝している」と喜んだ一方で、「このような問題が高いレベルで起きている」ことは残念だとも話し、「自分たちアスリートには全く何の落ち度もない」として、チャイルズと、同じく採点に異議を唱えていた同胞のサブリナ・マネカボイネア(Sabrina Maneca-Voinea)が「幸せな結末」を迎えられることを望んでいると付け加えた。
米国体操連盟(USA Gymnastics)は、引き続きチャイルズのメダル獲得を模索し、スイス連邦裁に上訴する可能性を示している。
今回の騒動ではチャイルズとバルボス、マネカボイネアの全員がネット上で攻撃にさらされており、ルーマニアの体操連盟がやめるよう求めている。バルボスの母親もこの日、「母親として、あらゆる誹謗(ひぼう)中傷をやめるようお願いする」と訴えた。(c)AFP
