【3月23日 AFP】24F1第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)は23日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が1分15秒915の最速タイムを記録し、今季開幕から3戦連続のポールポジションを獲得した。

 曇り空となったこの日のアルバートパーク(Albert Park)で、2週間前の虫垂炎の手術から復帰したフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が1分16秒185で2番手に入り、選手権3連覇中のフェルスタッペンとともにフロントローに並んだ。 

 オーストラリアGPでは昨季同様にポールトゥウィンを狙うフェルスタッペンは、「すごくうれしい。(Q3の)両ラップとも非常に良い感触だった」と振り返り、「ここまで少しばかりトリッキーな週末になっている。フェラーリは長距離戦でかなり速いから、あしたはエキサイティングになるだろう」とコメントした。

 今レースで優勝すれば、フェルスタッペンは昨季自身が打ち立てた歴代最長記録に並ぶ10連勝となる。また、レッドブルはセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が3番手に入り、チーム史上初となる3戦連続のワンツーフィニッシュを目指す。

 マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が思わぬ4番手につけ、2022年に豪GPを制しているフェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が5番手、母国レースとなるマクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が6番手に入った。

 メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が7番手、RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が8番手、アストンマーティン(Aston Martin F1)勢のランス・ストロール(Lance Stroll)とフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)がそれぞれ9番手と10番手に続いた。

 一方、通算7度の年間優勝を誇るメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、Q3に進めず11番手からのスタートとなった。ハミルトンのQ2敗退により、角田は上位5チーム以外のドライバーでは唯一のQ3進出を果たした。(c)AFP