【2月7日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島にある金鉱山で6日夜、豪雨による土砂崩れが発生し、少なくとも6人が死亡、31人が負傷した。

 金鉱山の村マサラ(Masara)があるダバオデオロ(Davao de Oro)州当局によると、鉱山労働者が乗っていたバス2台が土砂に飲み込まれ、車内に閉じ込められた少なくとも20人の救出作業が続いている。

 46人が行方不明になっているとされるが、この中にバス内の20人が含まれているかどうかは現時点で分かっていない。

 空撮映像によると、森に覆われた山の斜面が深くえぐられ、麓の村の家屋は多くが破壊されていた。

 災害当局関係者は、がれきの下に人が取り残されている可能性があるため、掘削機はあるが使えず、救出作業は手作業で進めていると語った。

 ミンダナオ島では数週間にわたって雨が降り続き、数万人が避難生活を余儀なくされている。(c)AFP/Cecil MORELLA