【9月7日 AFP】エルサルバドル政府は4日、ギャングの受刑者らが「厳格」に収監されている2か所の刑務所内を報道陣に公開した。

 房内では同国の2大ギャング勢力であり、対立する「マラ・サルバトルチャ(Mara SalvatruchaMS-13)」と「バリオ18(Barrio 18)」のメンバーらが一緒に、詰め込まれるように収監されていた。受刑者らは全員、上半身裸に白いショーツ姿で、新型コロナウイルス対策としてマスクを着用している。

 今回の報道陣ツアーは、殺人事件を減らせば刑務所内で便宜を図るとして政府がMS-13と「交渉」しているとの疑惑の報道を受け、ナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領の指示で矯正当局が行った。(c)AFP