これは空爆で破壊された建物の瓦礫の前に立つ少女の写真です。手には書類を抱えています。学校の勉強道具か何かでしょうか。彼女は険しい表情でどこかを見つめています。それは紛争下での大変さを物語っていると共に、私はそんな彼女の表情にこの先強く生きていくという決意のようなものを感じました。
子供たちには未来があります。何が正しく何が間違っているのか。世界では何が起こっているのか。彼女たちは学んでいかなければなりません。そしてその権利があります。世界の全ての子供たちがきちんとした教育を受けられるように、先進国をはじめとして、世界が協力して支援をしていく必要がある。この写真を通してそのことを改めて考えさせられました。子供に未来を与えること。広い世界を見せてあげること。紛争地で必死に生きている罪のない子供たちに、戦争を知らない国で生まれた私たちができるせめてもの役目です。(ペンネーム:fumi)

津田塾大学 紛争セクション