この少年が快晴の下、友達と学校に行き、勉強をし、遊ぶのではなく家族の手伝いとして生きるために働いているのは偶然だろうか?必然なのだろうか?我々がもし生まれ変わったとして次どの立場になるか分からない。と言われたら皆他人事だと思わず援助をするだろうか。偶然恵まれた環境に生まれたものは、偶然恵まれない環境に生まれたものに援助の手を差し伸べるべきだ。もし、命というものがこの世界で最も尊いものだとするなら我々がしなくてはいけないのはまず、最貧国と先進国の格差の是正だ。格差の是正の根幹は、経済格差の是正であろう。この写真を見て、生まれつき衣食住や最低限の生活に恵まれることは偶然で希少な幸運であり、未来のために格差を是正しなければならないという意識を持ちたい。

早稲田大学 熊谷 優花 経済格差セクション