「自由と秩序のはざまで」
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主権国家は時に地理的要因から難民の受け入れを行い、時に労働者不足の解消のために難民、移民を受け入れる。然し、そのような難民・移民の受け入れを行う中では「自由」と国の安全すなわち「秩序」を保つことは両立できるのであろうか。欧米の現状を見ていると極めて困難なのではないかと思えてくる。然しながら、私はこの問題をどこか他人事であるかのように感じていたのだ。遠い国の話だからと。然し、「今」移民・難民の受け入れに関する問題は私にとっても他人事ではなくなろうとしている。労働者不足解消のため、外国人単純労働者の受け入れが拡大されるからだ。自分の母国を欧州のような混乱に貶めたくない。たとえ不可能に近くても、「自由」と「秩序」を両立させるそんな国であってほしい。日本国内での暴動や排外主義の蔓延を防ぎたい。写真のような日本は見たくない。そんな願いをこめてこの写真を選びました。
早稲田大学 佐藤 啓太 移民セクション