私はこの写真を通し、ごみ問題がいかに深刻で我々とは決して無関係ではいられないということを伝えたいと思い、この写真を選んだ。
現在、世界で解決すべき問題の一つとして、ごみ問題が挙げられる。この写真はプラスチック廃棄物を回収していた廃工場の様子が示されていおり、現在でも特にプラスチックごみの処理に対しどのような対策を行っていくかが注目であるとされる。写真には我々にも馴染みの深いサンタクロースのおもちゃが写し出されているが、その写真だけを見るとなぜか悲しくなるような気持ちがする。ごみの山に埋められたサンタクロースのおもちゃにもかつて持ち主がいて、大切に扱われていた頃があったのではないか。
近年技術が発達したことで便利な世の中になった。新しいものが次々と生み出され、これまで使って古くなったものは捨てられる。しかしものを大切に長く扱うことも世界的なごみ削減の一歩になるのではないか。まだ使用できるものをすぐ捨てるのではなく、再利用できる何かに変えられたら、きっと地球を汚さずに済むのではないかと考える。

東洋英和女学院大学 大石 怜奈 環境セクション