【1月30日 AFP】国際移住機関(IOM)は29日、アフリカ東部ジブチ沖で移民を乗せたボート2隻が転覆し、5人が死亡、約130人が行方不明になっていると明らかにした。

 定員を超える人が乗り込んだ2隻は荒波の中、ジブチ北東部ゴドリア(Godoria)を出航し、約30分後に転覆したという。

 地元民から通報を受けた当局のチームが現場に急行し、生存者2人と、女性3人男性2人の遺体を発見した。

 生存者の一人は、自分のボートには130人ほど乗っていたと話したが、もう1隻に何人乗っていたかは言えなかったという。

 紅海南部のバブエルマンデブ海峡(Bab-el-Mandeb Strait)を挟んで内戦下のイエメンと向かい合い、政情が不安定なソマリアとエチオピアに接するジブチは近年、職を求めてアラビア半島(Arabian Peninsula)に向かう移民らの通過地点になっている。(c)AFP