【1月29日 AFP】サッカー中国代表FW武磊(Lei Wu、ウー・レイ)が、同国スーパーリーグ(1部)の上海上港(Shanghai SIPG)からスペイン1部リーグのRCDエスパニョール(RCD Espanyol)に移籍した。両チームが28日に発表した。

「中国のマラドーナ」と呼ばれる27歳の武磊は、昨季のリーグ戦で27ゴールを挙げてチームメートのフッキ(Hulk)やナイジェリア人FWのオディオン・イガロ(Odion Ighalo)らを抑えて得点王に輝き、チームの初優勝に重要な役割を果たしたほか、年間最優秀選手にも選ばれた。

 現在スペイン1部リーグで下位に沈み、中国人がオーナーを務めるエスパニョールは「武磊は背番号24をつける」と発表したが、移籍金については現時点で明らかになっていない。

 一方、上海上港は発表の中で「われわれは、その移籍が選手のキャリアと中国サッカー界の発展にとって有益なものである限り、クラブは完全に支持するという一つの基本理念に従う」と記している。

 中国最高の選手である武磊の移籍は、ここ数日話題になっていた。

 CFやウインガーとしてプレーできる武磊は以前、同じく中国人が所有するウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)への加入がうわさされていたが、最終的にはバルセロナを本拠地とするエスパニョールが獲得を決めた。(c)AFP