【1月18日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は17日、北大西洋条約機構(NATO)について「100%」支持する姿勢を示した。その一方、NATO加盟国に対しては防衛費負担を引き上げるよう改めて求めた。

 トランプ氏をめぐっては、昨年同氏がNATOからの離脱について米高官らと論議したと、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報じていた。

 17日、トランプ氏は国防総省で演説を行い、「わが国は今後も100%NATOと共にある」と述べた一方で、NATO加盟諸国は防衛費負担を増やさなければならないと強調した。

 トランプ氏は大統領就任前からNATOを「時代遅れ」と批判。またNATO加盟国に対しては防衛費支出が少ないと非難し、昨年7月にブリュッセルで開かれたNATO首脳会議直後には、前年にNATOに加盟したモンテネグロを共同防衛する義務について疑問視する発言もしている。(c)AFP