【12月31日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは30日、第20節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はポール・ポグバ(Paul Pogba)が2試合連続で2得点を決めるなどボーンマス(AFC Bournemouth)に4-1で勝利し、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)暫定監督の下で復活の道を歩み続けている。

 解任されたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)前監督を引き継ぎ、シーズン末まで指揮を執るスールシャール監督が就任してから3連勝を飾ったユナイテッドは、トップ4フィニッシュに向けてチェルシー(Chelsea)との勝ち点差8を守った。

 ユナイテッドは試合開始5分、見事な突破をみせたマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)のクロスにポグバが合わせて先制。33分にはアンデル・エレーラ(Ander Herrera)のクロスにポグバが今度は頭で合わせて追加点を決めると、前半アディショナルタイムにラシュフォードが3点目を決めた。

 ボーンマスはハーフタイム直前にナタン・アケ(Nathan Ake)が1点を返したものの、後半にユナイテッドは途中出場のロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)がポグバのアシストから4点目を奪取した。しかしながらユナイテッドはその後、エリック・バイリー(Eric Bailly)が退場となり、10人で試合を終えた。

 モウリーニョ前監督解任から12日でユナイテッドの雰囲気が変わったのは明白で、ポルトガル人指揮官最後の3試合で先発から外れていたポグバのパフォーマンスは特に切り替わった。

 ポグバは先週のカーディフ・シティ(Cardiff City)戦で5点中4点に絡むと、ミッドウイークのハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)戦では2得点を決めている。

 スールシャール監督は「運動量、ペナルティーエリア内での危険な働き、堅実なプレー。ボールタッチ、パス、動き、あらゆる点でMFとして最高のパフォーマンスだった。効率的な試合だった。ポール自身も効率良い試合で最高の自分を出せることを知っている」とコメントした。

 ユナイテッドはノルウェー人指揮官の下で3試合12ゴールを決めているが、スールシャール監督は、自身が現役時代にアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督の下で学んだことを選手たちに教え込もうとしているだけと明かした。

「実のところ、選手やコーチとして経験したことを伝えている。攻めていきたいと思っている。ホームでの2試合で、ファンを楽しませなければならなかった。良い選手たちとの仕事は大好きだ」 (c)AFP