【12月26日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)は25日、イングランド・プレミアリーグのワトフォード(Watford FC)やスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を率いた経験を持つ、キケ・サンチェス・フローレス(Quique Sanchez Flores)氏の新監督就任を発表した。

 上海申花は、来年3月1日に開幕する新シーズンに向けた準備のため、28日に上海入りが予定されているキケ・フローレス氏とコーチングスタッフの就任を歓迎するコメントを発表した。

 クラブは25日、中国最大の交流サイト(SNS)である微博(Weibo、ウェイボー)に「冬季のトレーニングで彼らができる限りチームに慣れ親しみ、その技術や戦術を選手たちに植え込み、若手選手の迅速な成長に貢献してくれることを望んでいる」と投稿している。

 上海申花の監督を務め、昨年にはチームを中国FAカップ(CFA Cup)の優勝に導いた呉金貴(Jingui Wu)氏は、スポーティング・ディレクター(SD)に就任することになる。

 53歳のキケ・フローレス氏は、RCDエスパニョール(RCD Espanyol)を率いて2016-17シーズンにはここ10年では最高成績の8位にクラブを導いたが、今年4月に解任されていた。

 選手時代にはバレンシア(Valencia CF)の右サイドバックとしてプレーし、ワトフォードの指揮官も務めたキケ・フローレス氏は、今季の序盤にはストーク・シティ(Stoke City)の監督としてプレミアリーグに復帰する可能性があったものの、これを拒否したと伝えられている。(c)AFP