【12月18日 AFP】女子テニス協会（WTA）は17日、出産や故障などからの選手の復帰を容易にするため、複数のルール変更を承認した。これによって、52週間以上ツアーを離れていた選手でも、3年間は復帰以前のランキングを最大12大会で適用できるようになる。

　今年は、元世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス（Serena Williams、米国）が第1子を出産して1年以上戦列を離れていたことから、全仏オープンテニス（French Open 2018）のシードを獲得できずに物議を醸した。しかし、その1か月後のウィンブルドン選手権（The Championships Wimbledon 2018）では、当時世界180位台だった同選手に第25シードが与えられた。

　また四大大会（グランドスラム）通算23勝を誇るセレーナは、今年のローラン・ギャロス（Roland Garros、全仏オープン）で、いわゆる「キャットスーツ」を着用して人々を驚かせ、大会主催者が後日にドレスコードを導入する意向を示した。

　これについてもWTAは、女子選手がスカートやドレス、ショーツを着用せずに、レギンスや短いコンプレッションウエアを身に着けることを許可すると発表している。(c)AFP