【12月8日 AFP】米大リーグ(MLB)で活躍したルイス・バルブエナ(Luis Valbuena)とホセ・カスティーヨ(Jose Castillo)が6日、母国ベネズエラで交通事故死した。この件に関連し、選手らが乗っていたワゴン車を動けなくするためにハイウエーに岩を置いたとして、強盗犯4人が逮捕された。

 事故が起きたヤラクイ(Yaracuy)州の知事は7日、同国リーグのカルデナレス・デ・ララ(Cardenales de Lara)でプレーする33歳のバルブエナと37歳のカスティーヨが、試合を終えて西部バルキシメト(Barquisimeto)に戻る途中で死亡した件で、逮捕者が出たことを明らかにした。

 警察によると、事故を起こしたワゴン車を奪うため、犯人はあらかじめ道路で待ち伏せしていたという。

 犯罪が多発するベネズエラでは、襲撃の際にこうした手口がよく使われており、他にカルロス・リベロ(Carlos Rivero)とラウル・アルバレス(Raul Alvarez)の2人も、車が襲撃されて横転した際に負傷した。

 バルブエナはMLBで通算11シーズンにわたりプレーし、今年はロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)との契約が終了した後、フリーエージェント(FA)になっていた。

 カスティーヨはピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)やサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)を渡り歩き、2004年から2008年までMLBで活躍した。(c)AFP/Margioni BERMÚDEZ