【11月30日 AFP】国際スケート連盟(ISU)は29日、通算2度の五輪金メダル獲得を誇る羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が、負傷した足首の状態を理由に、カナダ・バンクーバー(Vancouver)で開催されるグランプリ(GP)ファイナルを欠場すると発表した。代替選手として、地元勢のキーガン・メッシング(Keegan Messing)が出場を果たすことになった。

 23歳の羽生は、今月のGPシリーズ第3戦フィンランド大会(ISU Grand Prix of Figure Skating 2018 Helsinki)と第5戦ロシア杯(Rostelecom Cup 2018)で優勝し、GPファイナル進出を決めていた。

 ロシア杯のショートプログラム(SP)で世界最高得点を記録した後、羽生はフリースケーティング(FS)に向けた公式練習で転倒して再び足首を負傷。本番の演技ではいくつかミスはしたものの、他の選手を引き離して難なく勝利を飾っていた。

 羽生の不在により、来月6日から9日まで行われるGPファイナルでは、世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2018)王者で19歳のネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)と、2018年平昌冬季五輪で銀メダルを獲得した20歳の宇野昌磨(Shoma Uno)が優勝争いを繰り広げるとみられる。(c)AFP