【11月18日 AFP】インドネシアで、牙を取られたスマトラゾウの死骸が発見された。同国の自然保護当局が16日、明らかにした。ゾウを標的とした密猟とみられる。

 10歳の雄のゾウの死骸は先週、スマトラ(Sumatra)島のアチェ(Aceh)州にある村で見つかった。

 アチェ州自然保護当局の幹部はAFPに対し、「象牙はなくなっており、ゾウが発見された場所では血痕が残されていた」と説明した。

 当局はゾウが死んだのは、発見の時点から1週間以上前と推定している。

 先の幹部によると、死骸は腐敗がひどく進んでいるため、死因はまだ明らかになっていない。毒殺された証拠がないか細胞組織のサンプルを分析することになっているという。(c)AFP