ラドワンスカが29歳で現役引退表明、健康問題を理由に
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【11月15日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)女子シングルスで決勝進出経験を持つアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)が14日、健康問題を理由に、29歳ながら現役から退くことを発表した。
ラドワンスカは自身のフェイスブック(Facebook)で「本日、13年間の競技テニスでのプレーをもって、自分のキャリアに終止符を打つことを決断しました」と投稿した。
ラドワンスカは「残念ながら、もはやこれまでやってきたようなプレーも練習もできず、最近では自分の思うように体が応えてくれません。ラケットを置いて、プロツアーに別れを告げますが、テニスからは離れません」とした上で、「新たなチャレンジ」に向けて準備は整っていると付け加えた。
2012年には自己最高となる世界ランク2位に到達したラドワンスカは、昨年、ウイルス性疾患に苦しみ抗生物質の投与を受けるなど、健康面での悩みを抱えていると訴えていた。
今季初めは30位だった世界ランクも、現在は同75位にまで転落するなど調子を落としている。
「自分の健康状態とプロテニスの大きな負担を考慮すると、要求される限界まで自分の体を押し上げることができないことを認めざるを得ません」とラドワンスカは明かしている。
2012年のウィンブルドン決勝でフルセットの末にセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に敗れたラドワンスカは、2015年にWTAファイナルズ(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2015)を制すなど、ツアー通算20勝を挙げている。(c)AFP