元イングランド代表ホドル氏、病院へ緊急搬送「深刻な状態」と広報
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【10月28日 AFP】サッカーイングランド代表の監督を務めたこともあるグレン・ホドル(Glenn Hoddle)氏が、61歳の誕生日である27日に倒れ、緊急入院したことが分かった。
ホドル氏は、BTスポーツ(BT Sport)での解説の仕事に取りかかったところで体調が急変し、同局のジェイク・ハンフリー(Jake Humphrey)氏が、ホドル氏が「けさBTのスタジオでひどく具合が悪くなった」と明かしていた。
その後、ホドル氏の広報から「容体は深刻だが、現在は専門医による治療を受けており、順調に回復している」というコメントが出された。
現役時代のホドル氏は、才能豊かなMFとしてトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でFAカップ(FA Cup)2回、UEFAカップ(UEFA Cup)1回の優勝を飾るなど活躍。代表では53試合に出場し、この世代で有数の名選手と考えられている。引退後はトッテナムやチェルシー(Chelsea)でも監督を務めた。
トッテナムはツイッター(Twitter)で「クラブに関わる全員が、けさ病に倒れたというグレン・ホドルの一刻も早い全快を心より祈っています」とサポートの姿勢を示した。
優勝した1981年のマンチェスター・シティ(Manchester City)とのFAカップ決勝再試合で、ホドル氏とともに中盤でプレーしたアルゼンチンのオズワルド・アルディレス(Osvaldo "Ossie" Ardiles)氏も、「早く良くなってくれ! われわれの思いと祈りは彼と、その家族とともに」とコメントしている。
イングランド代表の大選手で、1986年のW杯メキシコ大会(1986 World Cup)ではホドル氏とともにチームの中心としてイングランドをベスト8に導いたギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏も、かつての盟友にメッセージを送っている。
「グレン・ホドルがけさ早くにBTのスタジオで倒れたと聞いて、非常に心配している。思いは彼と家族とともにある。頑張れ、グレン」 (c)AFP/Pirate IRWIN