【10月28日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは27日、第10節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は4-1でカーディフ・シティ(Cardiff City)に快勝して、暫定ながら首位に返り咲いた。チームを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、「20ポイント」の価値がある勝利を喜んでいる。

 前半から相手を圧倒したリバプールは、得点はモハメド・サラー(Mohamed Salah)のここ3試合で4ゴール目だけにとどまってハーフタイムを迎えたが、指揮官がシェルダン・シャキリ(Xherdan Shaqiri)を投入した4分後の65分には、サディオ・マネ(Sadio Mane)が追加点を挙げた。

 その後77分に相手のカラム・パターソン(Callum Paterson)に1点を返され、本拠地アンフィールド(Anfield)では今年2月のウェストハム(West Ham)戦以来918分ぶりとなるリーグ戦の失点を喫したが、84分にシャキリが冷静にシュートを流し込むと、その2分後にはマネがサラーとの大きなワンツーからループシュートを決めてゴールラッシュを締めくくった。

 リバプールはこれで、前節まで首位で、29日にトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との試合を控えるマンチェスター・シティ(Manchester City)に暫定で勝ち点3差をつけている。

 監督はシーズン序盤の首位にはさほど意味を見出していないが、上位は今節を迎える段階で勝ち点2差の中に5チームがひしめき合っていただけに、勝利の重要性は評価している。

「勝ち点の数には大きな違いがある」「23と26の差は20ポイントのように感じるよ。実際にはわずか3ポイントだけどね。連勝を続けられたことは本当に大きい」

「5クラブがこれだけ勝ち点を稼いでいるなんて信じられない。優勝争いがいつも以上に激しくなるし、ファンやクラブのサポーターにとっては良いことだ。われわれにとっては、次の一歩でしかない」

 また、この日はシャキリをベンチスタートにしたことについて、監督は「彼は4試合連続でほぼフル出場している。スイス代表での2試合と、そしてリバプールでのハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)戦とレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)戦だ」と理由を説明している。

「まだチームに来て間もないし、連戦に彼の体がどう反応するかも分かっていない。選手のことが少し分かってくるまでは、守ってやらなくてはならないときがある」 (c)AFP/ Ian WHITTELL