【10月25日 AFP】8月上旬に肺の移植手術を受けた元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのニキ・ラウダ(Niki Lauda)氏が24日、オーストリア・ウィーンの病院から退院した。同氏が入院していた病院は、F1で通算3度の総合優勝を誇る名ドライバーが「全体的に良い健康状態」で退院したと発表している。

 病院は「ニキ・ラウダ氏は数週間にわたる短期集中のリハビリをすることになる」と述べ、今後も入院時と同じ医療チームによる治療が継続されると付け加えた。

 現在69歳のラウダ氏は7月下旬に肺感染症を悪化させると、スペイン・イビサ(Ibiza)島での休暇を途中で切り上げ、治療のため母国オーストリアのウィーンに戻っていた。

 ラウダ氏は王者メルセデスAMG(Mercedes AMG)で非常勤会長を務めており、病気になる前は世界中で行われるGPレースのパドックに定期的に姿を見せていた。(c)AFP