スティーブンズが激闘制す、大坂の突破に望み WTAファイナルズ
このニュースをシェア
【10月25日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2018)は24日、シンガポールで4日目が行われ、大会第5シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)は7-6(7-4)、2-6、6-3で第8シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)からフルセット勝ちを収めた。
2017年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)女王スティーブンズは中盤に苦しみ、第3セットも出だしでブレークを許しながらも立て直し、2時間20分に及ぶマラソンマッチを制した。
直前に行われた試合では、第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)が最終セットまでもつれる激闘の末に第1シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に屈し、敗退の危機に陥っていたが、スティーブンズが勝利したことを受け、ベスト4入りへ望みをつないでいる。
世界ランキング6位のスティーブンズは試合後、「第3セットでは1ポイント目から自分のベストを尽くそうとしたが、最初は思ったようにいかなかった。でも諦めずに戦い続けた」と語った。
一方、世界1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)がけがで欠場したことを受け、大会開幕の数日前に出場が決まったベルテンスは「タフな試合」だったと振り返った上で、「最終セットの序盤に相手がレベルを上げてきた。非常に良い試合だったと思う」とコメントした。
ホワイトグループと同様、レッドグループも全選手にベスト4入りの可能性が残されているが、ここまで白星がない大坂が勝ち抜きを決めるには、26日のラウンドロビン最終日にベルテンスに勝利した上で、もう一方の試合の結果次第となる。レッドグループでは、2連勝を飾ったスティーブンズが最も準決勝進出に近い位置につけている。(c)AFP