【10月7日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2018)は6日、第6節が行われ、南アフリカと対戦したニュージーランドは、2回にわたって17点差をつけられながら試合をひっくり返し、32-30で土壇場での逆転勝利を収めた。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は79分にアーディ・サヴェア(Ardie Savea)がトライを押し込んで同点に追いつくと、リッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)がコンバージョンをしっかり成功させて最終節を劇的な勝利で飾った。

 スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)は5万2000人という満員の観客の前で、序盤の6-6から後半途中には30-13の大量リードを築いたが、W杯王者の反発力の前にあと一歩のところで屈した。ボール保持率や局面の制圧では勝っていたものの、2009年以来となるオールブラックス相手の連勝を達成することはできず、チームにとっては苦い敗戦に終わった。

 9月にホームで行われた南ア戦で34-36とまさかの敗戦を喫していたオールブラックスは、SHのTJ・ペレナラ(TJ Perenara)によれば、「間違いを正す」意気込みでこの試合に臨んだという。

 前節の時点でニュージーランドの優勝と南アの2位は決まっており、結果が順位にまったく影響しない試合ではあった。それでもオールブラックス主将のキーラン・リード(Kieran Read)は「選手は信念を持たなくてはならないし、自分たちなら絶対に逆転できると思っていた。両チームがともに勝利を目指し、そしてスプリングボクスは見事だった。2回戦って1勝1敗という結果になったが、今夜はこちらに少し運があった」とコメントした。

 もう1試合のアルゼンチン対オーストラリア戦では、オーストラリアが前半にあった24点差を逆転して敵地で45-34の勝利を収め、マイケル・チェイカ(Michael Cheika)ヘッドコーチ(HC)にかかっている重圧を和らげた。

 今季8試合で6敗を喫し、ファンやメディアからHC解任を求める声が高まる中で南米へ遠征したワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)は、7-31という点差でハーフタイムを迎えたが、そこから後半だけで5トライを奪い、代表復帰を果たしたバーナード・フォーリー(Bernard Foley)もキック7本をすべて成功させた。

 前半は相手に圧倒され、戦意を失っていたように見えたワラビーズだが、後半は開始直後から試合を支配し、65分に35-34と逆転に成功すると、デーン・ハイレットぺティ(Dane Haylett-Petty)のこの日2本目のトライとコンバージョンでリードを8点に広げ、最後はフォーリーがこの日唯一のペナルティーゴールを成功させて突き放した。

 チェイカHCを大きく安心させる勝利を挙げたオーストラリアだが、この後すぐ、はるかに手ごわいニュージーランドとのテストマッチが待っている。10月27日に日本で行われる試合は、両チームによる定期戦シリーズ「ブレディスローカップ(Bledisloe Cup)」の最終3戦目で、過去2試合、オーストラリアは大敗を喫している。(c)AFP