【10月3日 AFP】フランス大統領府は3日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領がジェラール・コロン(Gerard Collomb)内相の辞意を受諾したと発表した。政権にとどまるよう慰留してきたマクロン氏にとって大きな打撃となりそうだ。

 コロン氏はマクロン氏の最側近の一人だったが、先月になって2020年のリヨン(Lyon)市長選への立候補を理由に内相の職を辞する考えを示唆。1日に辞意を表明した。

 コロン氏は来年5月に行われる欧州議会選までは内相職にとどまる意向を示していたが、同氏に対しては関心が既に市長選を向いているとして即刻辞職すべきとの批判が上がっていた。

 仏大統領府は1日、マクロン氏がコロン氏への信頼を示し、辞意を受け入れず慰留したと表明。しかしコロン氏は翌2日、辞任の意思に変わりがないことを示し、フランス政界は混乱に陥っていた。(c)AFP