【9月29日 AFP】男子テニス、深センオープン(Shenzhen Open 2018)は28日、シングルス準々決勝が行われ、元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は4-6、4-6で大会第5シードのフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)に敗れ、2度目の大会制覇はならなかった。

 今年1月に臀部(でんぶ)を手術してから本格的な復帰を目指しているマレーは、この大会でいくつかシーズンベストの戦いぶりを見せていたものの、ベルダスコの忍び寄るような攻撃にあっさり敗北してしまった。四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇る実力者は、今季は中国2大会で終了する予定となっており、あとは中国オープン(China Open 2018)出場を残すのみとなった。

 ベルダスコは、いずれも相手の弱いセカンドサーブを強打するウイナーでブレークに成功。先月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)でもマレーを撃破していた34歳は、この日も合計11本のサービスエースを打ち込んだ。

 これでベルダスコにとっては、30日に行われる決勝を前に最後に立ちはだかるのは予選勝者の西岡良仁(Yoshihito Nishioka)のみとなった。23歳の西岡は、英国のキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie)を7-6(7-2)、6-2でねじ伏せるなど好調をキープしている。

 もう一つの準決勝では、オーストラリアの新星で第7シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur)が、ノーシードのピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)を迎え撃つことになった。(c)AFP