【9月10日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2018)第13戦、サンマリノGPは9日、Moto2クラス決勝が行われ、カレックス(Kalex)のロマーノ・フェナティ(Romano Fenati、イタリア)が走行中に別の選手のバイクのブレーキを握って失格になった。フェナティはその後、2レース出場停止の処分を受けている。

 フェナティはレース終盤、スッター(Suter)のステファノ・マンシィ(Stefano Manzi、イタリア)と競り合っていた際に、バイクを傾けながらマンシィのマシンのブレーキレバーを握った。マンシィは一瞬バランスを崩しかけてからマシンのコントロールを取り戻したが、その後フェナティには黒旗が振られ、「無責任な走行」により23周で失格となった。

 この前には、マンシィがフェナティをインから抜こうとして接触し、両者とも大きくコースアウトして入賞圏から順位を下げるという出来事が起こっていた。マンシィは「確かに接触はあったが、だからといってあんなことをしていいわけじゃない。あの行為がすべてを物語っている」とコメントしている。

 その後、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の委員会は、「別のライダーを意図的に危険に陥れた」ことを理由に、フェナティに2レースの出場停止を科した。FIMは「選手は責任を持って走らなければならず、コース上か、ピットレーンかを問わず、他選手や参加者を危険にさらしてはならない」と述べている。

 フェナティが問題行動を起こすのはこれが初めてではない。Moto3時代の2015年に出場したアルゼンチンGPでは、ウオーミングアップ走行中に他チームの選手を蹴って謝罪せざるをえなくなり、バイク界のスター、バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が所有するスカイ・レーシングチーム(Sky Racing Team VR46)に所属した2016年には、規律違反でチームから追放されている。

 フェナティは今季がMoto2参戦1年目の22歳で、ここまでは14ポイントを獲得して年間19位。9月23日のアラゴンGPと10月7日のタイGPには出場できないが、異議申し立てを行うことはできる。またフェナティのコースアウトの原因をつくったマンシィにも、次戦6グリッド降格の処分が科された。(c)AFP