【8月29日 AFP】パリのカフェ前で先月、わいせつな言葉を掛けた男に言い返した女性が顔面を殴りつけられた事件で、この男が身柄を拘束されたことが警察関係者の話で分かった。事件では、女性が暴力を受けるまでの一部始終を記録したショッキングな映像が拡散し、波紋を広げていた。

 公開された防犯カメラの映像には、被害者の学生マリー・ラゲール(Marie Laguerre)さん(22)が男にみだらな言葉を掛けられ、「黙りなさい」と言い返したとされる後、男からカフェのテーブルの灰皿を投げつけられ、さらに顔面を殴られる様子が捉えられている。

 警察関係者によると、容疑者の男は27日、精神科病院から出てきたところを、暴行とセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)の容疑で拘束された。

 ラゲールさんが本人かどうかの確認をすることになっている。

 ラゲールさんは事件後、嫌がらせの被害者が体験談を共有できるウェブサイトを設立。フランス議会では今月、路上でのセクハラ発言などに対してその場で罰金を科せるようにする法案が可決されている。(c)AFP