【AFP×大学生】ごみからの警告
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The 250 kg of plastic used to create "Plasticus" is the same amount of plastic that goes into the ocean every second. The installation created to raise awareness about the problem of ocean plastic pollution will be on display during the National Geographic Science Festival in Rome from April 16 to 22, 2018. / AFP PHOTO / Andreas SOLARO / RESTRICTED TO EDITORIAL USE - TO ILLUSTRATE THE EVENT AS SPECIFIED IN THE CAPTION
「記憶に留めておく一枚の報道写真」
最初にこの写真を見た時には、なぜ環境問題に分類されているのか疑問を感じた。しかし説明文を読み、世界ではプラスチックが毎秒250㎏も捨てられており、それと同じだけの量のプラスチックを用いて制作されたこと、そしてこの展示物を通して海を汚染するプラスチックの問題への人々の関心を高めていく目的があったということに興味を惹かれ、こちらの写真を選んだ。
なぜクジラを選んだのかに関し、私は2つの要因を考えた。まずクジラが世界の各地に生息し海のシンボル的な生物であるということ、そしてクジラはプラスチックも含めたごみを飲み込み、それらを消化することができず死亡してしまうという問題が近年様々な場所で発生しているということだ。
一部の人間によるエゴによって苦しむ生物が他にもいるだろう。そのことを気づかせ、人間に警告を与えるため、一見環境問題との繋がりの見えないこの写真が、人々に関心を持たせる効果があるように感じた。
早稲田大学 齋藤智佳子 資源環境セクション