【7月25日 AFP】男子テニス、36歳のベテランのミハイル・ユーズニー(Mikhail Youzhny、ロシア)が、9月中旬に行われるサンクトペテルブルク・オープン(St. Petersburg Open 2018)を最後に現役を引退する意向を明らかにした。

 現在アトランタ・オープン(BB&T Atlanta Open 2018)に出場中のユーズニーは、エミール・ラインバーグ(Emil Reinberg、米国)との1回戦に6-2、6-0で勝利した後、「時間切れだ」とコメントした。

「きょうは非常にナーバスになっている。なぜなら、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)ともう1大会が終わったら、テニスキャリアに幕を下ろすことを発表するからだ。拠点にしているコートでプレーし、それが自分にとって最後の大会になる」

 ユーズニーはATPツアーのシングルスで通算10勝を挙げ、世界ランキングは最高8位。五輪にも複数回出場し、ダブルスでは通算9勝を挙げた。四大大会(グランドスラム)では2006年と2010年の全米オープンのベスト4が最高成績で、2006年大会は準々決勝で第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破って準決勝へ勝ち上がった。

 ユーズニーは、8月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)が最後のグランドスラムとなり、9月17日から始まるサンクトペテルブルク・オープンで現役生活を締めくくる。

 現在ランク105位のユーズニーは、アトランタ・オープンの2回戦では第7シードのミーシャ・ズベレフ(Mischa Zverev、ドイツ)と対戦し、ここを勝ち上がれば第1シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)との顔合わせになる可能性が高い。

 この日のユーズニーは、ファーストサーブからのポイント獲得率は17本中17本の完璧な出来で、逆に相手のサービスゲームは5回ブレークし、わずか73分でラインバーグを退けた。(c)AFP