【7月15日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は14日、3位決定戦が行われ、ベルギーはトマ・ムニエ(Thomas Meunier)とエデン・アザール(Eden Hazard)が得点を記録し、イングランドを2-0で退け、同国史上最高成績となる3位でW杯を終えた。

 ベルギーはフランスに敗れた準決勝を累積警告のため出られなかったムニエのゴールで序盤に先制すると、後半にはアザールが追加点を奪い、これまでの同国最高成績だった1986年大会の4位を上回った。ベルギーはグループリーグでもイングランドから82年越しとなる勝利を収めており、この2週間でイングランドから2勝を挙げたことになる。

 一方、イングランドのギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は、クロアチアに敗れた準決勝から先発メンバーを5人入れ替え、同国のW杯史上最年少記録となる平均年齢25歳174日というチームで試合に臨んだが、自国開催大会以外のW最高成績と並ぶ4位に終わった。

 ベルギーは前半4分、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)がイングランド守備陣の背後を突くパスを出し、ナセル・シャドリ(Nacer Chadli)にサイドを突破させると、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するDFムニエは、シャドリからのクロスに走り込み先制点を奪った。

 そして迎えた後半37分、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)とのコンビネーションで抜け出したアザールは、イングランドのGKジョーダン・ピックフォード(Jordan Pickford)に対応させることなく、今大会自身3得点目となるゴールをニアポスト左隅に蹴り込み、勝利を確実にした。(c)AFP