【7月11日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)の加入を発表したロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に、かつてジェームズの集中力をそごうと耳に息を吹きかけることまでしたランス・スティーブンソン(Lance Stephenson)が新たに加わることになった。

 27歳のSGスティーブンソンは、主にインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)でプレーし、過去2シーズンのプレーオフのカンファレンス1回戦でジェームズ擁するクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に屈していた。

 ジェームズとスティーブンソンの間には以前から因縁があり、それぞれマイアミ・ヒート(Miami Heat)とペイサーズに所属した2012年のプレーオフでは、ジェームズが試合終盤のフリースローを外した後にスティーブンソンが首を絞めるようなしぐさをベンチに見せた。トラッシュトークも多く、2014年のイースタンカンファレンス決勝では耳に息を吹きかける事件を起こし、2017年11月の試合ではドライブを仕掛けてきたジェームズの股間に平手打ちを入れている。

 それでもスティーブンソンは「自分と彼が本当に同じチームになるとは、実に愉快なことだ。それが何を生むのか、自分でもすごくワクワクしている。驚くようなことになるだろう」とコメントした。

 報道によると、スティーブンソンとレイカーズの契約は年俸450万ドル(約5億円)の1年契約で、レイカーズではジェームズの他に、2008年にボストン・セルティックス(Boston Celtics)でファイナル制覇を経験しているオールスター出場4回のレイジョン・ロンド(Rajon Rondo)、ジャベール・マクギー(JaVale McGee)、ケンテイビアス・コールドウェルポープ(Kentavious Caldwell-Pope)というフリーエージェントの選手たちとチームメートになる。

 NBAで8年を過ごし、うち5年はペイサーズでプレーしているスティーブンソンは、キャリア通算で1試合平均8.8得点、4.3リバウンド、3.0アシストの成績を残している。ペイサーズでデビューからの4シーズンを過ごした後、シャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)やロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)を転々とし、2016-17シーズンのプレーオフ直前にペイサーズへ復帰していた。(c)AFP