【6月18日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は17日、グループFの試合が行われ、前回王者のドイツがメキシコとの初戦に0-1と敗れ、これから控える戦いを非常に難しいものにした。

 メキシコは前半35分、イルビング・ロサノ(Hirving Lozano)が目の覚めるようなシュートを放ち、負傷による10か月間の離脱から復帰したドイツのマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は空をつかまされた。

 トニ・クロース(Toni Kroos)のシュートはクロスバーにはじかれるなど、ドイツはルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)での試合で反撃することができなかった。ドイツがW杯の初戦で敗れるのは1982年大会以来となった。

 ゴールを決めたロサノは「今回の勝利がメキシコ史上最大の勝利になるかは分からない」と話したが、「しかし、その一つになったことは間違いない」と続けた。

 今回の黒星によりドイツは危険な状況に追いやられ、スウェーデンや韓国が入るグループFでメキシコを追うことになった。

 もしドイツがグループFを2位で通過すれば、次のラウンドでブラジルと対戦する可能性がある。ブラジルは自国開催となった前回大会(2014 World Cup)でドイツに1-7と大敗しており、対戦が決まればリベンジを果たす完璧なチャンスとなる。(c)AFP