【6月7日 AFP】台湾軍は7日、中国軍による「侵攻」を撃退する実弾演習を公開した。中国政府が軍事・外交的圧力を強める中、演習には戦闘機やヘリコプター、数千人規模の部隊が参加した。

 5日に始まった、「漢光(Han Kuang)」と命名された演習では、中国による軍事的脅威の高まるを反映し、空からの、また沿岸部への奇襲攻撃が想定されている。

 蔡英文(Tsai Ing-wen)総統は7日、兵士4100人の他、台中(Taichung)の空軍基地から攻撃用ヘリコプターや戦闘機が参加して行われた実弾演習を視察。

 蔡氏は「わが軍の能力を実際に目にした。軍が『堅固な防衛と重層的な抑止』という目標を達成できると確信している」と述べた。(c)AFP