【5月30日 AFP】シンガポール航空(Singapore Airlines)は30日、シンガポールと米ニューヨークを約19時間で結ぶ、世界最長の商業飛行路線を10月に再開すると発表した。ただし、エコノミークラスの座席は用意されないという。

 同航空の発表によれば、シンガポールのチャンギ国際空港(Changi International Airport)と米ニューアーク(Newark)を結ぶ直行便は、飛行距離が約1万6700キロで、飛行時間は18時間45分。

 これまでの世界最長路線は、カタールの首都ドーハとニュージーランドのオークランド(Auckland)を結ぶカタール航空(Qatar Airways)921便で、飛行時間は17時間40分だった。

 シンガポール航空はこの路線で、長距離飛行用のエアバス(Airbus)A350-900ULR型機を使用する予定。同機にはビジネスクラス67席とプレミアムエコノミークラス94席の計161席が設置される。

 同航空は2004年~13年に同様の路線を運航していたが、収益が見込めず中止していた。(c)AFP