【5月28日 AFP】スペインの警察は27日、先月刑務所から逃走した後、銀行9行で強盗を働いた容疑で受刑者の男(66)を逮捕した。銀行強盗で服役していた男は、35年以上にわたり犯行を繰り返してきた「プロ」の銀行強盗犯とみられている。

 男は首都マドリード近郊のアルカラメコ(Alcala Meco)刑務所で服役していたが、先月外泊後も刑務所に戻らず、逃亡を続けていた。

 男は宿泊していたマドリード南郊のヘタフェ(Getafe)のホテルで身柄を拘束された。

 警察によると、男はフォーマルな服を着て、銀行員にピストルを見せて静かに現金を要求し、その後現場から公共交通機関を使って逃走するという手口で銀行強盗を繰り返していたという。

 直近ではマドリードや近くのトレド(Toledo)、地中海に面する港町アリカンテ(Alicante)で犯行に及んだ疑いがある。(c)AFP