【5月28日 AFP】(更新)米国務省は27日、米朝首脳会談に向けた準備が進む中、米代表団が南北軍事境界線上の板門店(Panmunjom)入りし、北朝鮮政府関係者らと協議を行っていると発表した。

 ヘザー・ナウアート(Heather Nauert)国務省報道官は、「米代表団が板門店で、北朝鮮の政府関係者らとの協議を行っている」と明かし、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党委員長との会談に向けた準備を続けていると発表した。

 同省は協議の詳細を明らかにしていないが、この発表に先立って米代表団の北朝鮮入りを報じていた米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によると、米代表団を率いているのは過去に北との核交渉に当たったソン・キム(Sung Kim)元駐韓大使で、北側からは外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ、Choe Son-hui)外務次官らが出席しているという。(c)AFP