【5月11日 AFP】ニュージーランドの南方700キロにあるキャンベル島(Campbell Island)付近の南極海で8日、研究者らが南半球史上最大の23.8メートルの大波を観測した。ビルで言えば地上8階の高さに相当する。

 研究機関「メットオーシャン・ソリューションズ(MetOcean Solutions)」によると、8日に同海域で猛烈な嵐が発生し、ブイが大波を観測した。

 海洋学者のトム・デュラント(Tom Durrant)氏によれば、今回の大波はこれまで南半球で観測された中で最大だった2012年の22.03メートルを更新したという。

 同氏は「私たちが知っている限りでは、これまで南半球で観測された波のなかで最も大きい」と述べ、南極海は地球を横断する大波をつくり出す「エンジンルーム」であるとした。

「この嵐から発生するエネルギーが、およそ1週間にはカリフォルニアのサーファーたちの所に届くでしょう」

 同氏はさらに、8日に同海域を東へ抜けた嵐によって、さらに大きな25メートル超の波も複数発生したと考えられるが、それらを観測するのに最適な場所にはブイが設置されていなかったと述べた。(c)AFP