【5月6日 AFP】西アフリカのシエラレオネで5日、全国民が一斉に清掃に取り組む初の「クリーニングデー」が実施された。「クリーニングデー」は、ジュリウス・マーダ・ビオ(Julius Maada Bio)新大統領が、衛生環境の改善と公務員の業務従事率の向上を目指した政策の一環として新たに導入した。

 首都フリータウン最大のスラム街クルーベイ(Kroo Bay)では、男女数百人が排水路が詰まる要因となっている家庭ごみやプラスチックごみを取り除く作業にあたる姿がみられた。

 住民の男性によると、あまりに大量の家庭ごみが投棄されるので、排水路は常に詰まった状態で、雨が降ると洪水が発生するという。

 ビオ大統領によると「クリーニングデー」の実施日時は毎月、第1土曜日の午前7時から正午まで。

 また公務員や政府閣僚については午前8時半から午後4時45分までを就業時間とし、大統領と副大統領が抜き打ち検査を行う。定刻どおりに勤務しなければ、懲戒処分や即時解雇もあり得るという。(c)AFP