【5月2日 AFP】SNS大手フェイスブック(Facebook)は1日、同社の人気サービスであるメッセンジャー(Messenger)に即時翻訳機能を追加すると発表した。人工知能(AI)を使い異なる言語でメッセージのやり取りが可能となる。

 メッセンジャーはビジネス上で顧客とのつながりを持つためのツールとなっており、様々な言語を話す顧客との意思疎通が可能になれば広告を上位表示させる助けとなる可能性がある。

 メッセージング製品担当のデービッド・マーカス(David Marcus)副社長は毎年恒例のフェイスブック開発者会議の冒頭で演説。「われわれは、言葉の壁がなくなって誰とでも話せるという機能に本当にとても興奮している」と語った。

 マーカス氏によると、ユーザー同士が品物を売買できるサービス「マーケットプレイス(Marketplace)」でメッセンジャーを使用する際、新機能を使えば異なる言語を話す買い手と売り手のやり取りが可能となる。

 公式ウェブサイトへのブログ投稿によると、まず米国の「マーケットプレイス」で英語とスペイン語の翻訳機能が追加され、数週間後にメッセンジャー全般で使えるようになる。対象言語や利用できる国は徐々に増えていくという。(c)AFP