【4月25日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2018)は24日、シングルス1回戦が行われ、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は6-3、6-7(6-8)、4-6で大会第6シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)に逆転負けを喫した。

 昨年の同大会で禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)使用による15か月間の出場停止処分から復帰し、準決勝に進出していた世界ランキング41位のシャラポワは試合後、「望んだ結果ではなかったが、この試合から得られるものは多い」とすると、「第1セットはサーブが良かったが、まずいタイミングでダブルフォールトが何本かあった。でもフィジカル的にはかなり強くなっていると感じた」と語った。

 四大大会(グランドスラム)通算5勝のシャラポワはこの日、わずか2本のアンフォーストエラーで第1セットを奪い、試合の主導権を握ったように見えた。続く第2セットは先行を許しながらも2-4から追いついたが、過去4度の直接対決で一度も白星がなかったガルシアがタイブレークを制し、試合を振り出しに戻した。

 地元の観客から声援を受ける31歳のシャラポワは、第3セットも早々にブレークに成功したが、プレッシャーをかけてくるガルシアを相手に第3ゲームでリードを失うと、4-4で迎えた自身のサービスゲームを再び落としてしまった。

 サービングフォーザマッチを迎えた世界ランク7位のガルシアは、重圧がのしかかる場面で一時は0-30とリードを許したが、最後はシャラポワのリターンがワイドに外れ、2度目のマッチポイントで2時間45分に及ぶ試合に終止符を打った。2回戦では同日の試合でアントニア・ロットナー(Antonia Lottner、ドイツ)を6-4、6-1で退けた予選勝者のマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)と対戦する。(c)AFP/Scott Williams